シリーズI|外注・業務委託で失敗しないために #6
外注・業務委託でのトラブルは、多くの場合「最初の契約設計の甘さ」から始まります。実際に起きやすいトラブルのパターンを知ることで、事前に防ぐための準備ができます。
よくある外注トラブルの4つのパターン
パターン1:業務範囲のズレ
「そこまでやってもらえると思っていた」「それはスコープ外です」という認識の食い違いです。
防ぐ方法:業務の内容・範囲・完了条件を契約書に具体的に記載する。変更が生じた場合は追加合意書を作成する。
パターン2:品質・成果物の期待外れ
納品されたが、期待していた品質に達していない。しかし品質基準を定めていなかったために修正要求が続く。
防ぐ方法:成果物の品質基準・検収期間・修正回数の上限を契約書に明記する。
パターン3:納期遅延
納期を過ぎても成果物が届かない。しかし遅延した場合のペナルティを定めていなかったために対処が難しい。
防ぐ方法:納期を明記し、遅延した場合の対応(報酬減額・契約解除条件)を事前に定める。
パターン4:情報漏えい
業務上知り得た機密情報が外部に漏えいする、または競合他社でも同様の業務を請け負っていた。
防ぐ方法:秘密保持条項を契約書に入れ、競業避止(同業他社での同種業務の禁止)の条件を検討する。
トラブルを防ぐ契約設計のポイント
まとめ
外注トラブルの大半は、業務範囲・品質基準・納期・情報管理の4点が契約書に明記されていないことで起きます。
「信頼しているから契約書はいらない」ではなく、「信頼関係を守るために契約書を作る」という発想が、長期的な外注関係の維持につながります。
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